第12回「洋紙の取り扱いによく出てくる単位(その3)」

連数

連数とは、1連を基礎単位とした連の数のことです。3,000枚の連数は3連、7,500枚では7.5連となります。つぎに、連に関連した数え方=単位のいくつかをあげてみます。

平判は1連を基礎単位としていますが、包装する場合は使いやすさ、持ち運びやすさなどを考慮し、1,000枚をいくつかに分割して包みます。その包装単位を「包」といいます。

1包の入数は紙の厚さや重さによって違います。たとえば、印刷用紙では500枚・250枚・125枚、ファンシーペーパーや高級白板紙などでは200枚・100枚・50枚といったところが一般的です。なお、包以下は「端数」といいます。

板紙は、1枚が厚くて重いため、洋紙に比べて少ない枚数で包んであります。

パレット包

通常パレット包装といわれている単位で、主に平判に使われます。一つのパレットが1単位で、何連分もの紙をひとまとめに包装してあります。一度にたくさんの印刷をする場合など、250枚単位の包では包装紙を取り除くだけでも大変です。包装紙を取り除く手間をはぶく意味もあって、1万枚とか1万5000枚を1包にしてあります。パレット包装内の紙の枚数の確認は、一定枚数ごとの目印でおこないます。

入数

入数は主に巻取紙に使われる単位で、巻取紙1本に巻き込まれている総連数をさします。つまり、巻取紙はエンドレスであり、平判のように1連ずつ区切れないため、「指定寸法に切った場合何連分入っています」という趣旨になっています。入数表示が「8連入」となっている巻取紙は、表示寸法の紙を8連分(8,000枚)巻いてあることを表しています。

厚さ

1枚の紙の厚さをミクロン(μ)で表します。1μは1,000分の1mm。1枚が80μの紙は1連(1,000枚)では80mm、即ち8cmと計算上はなります。

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