第19回「本や雑誌などからみた紙の寸法」

日常生活になじんでいる紙製品を例にしながら、紙の寸法を紹介します。

新聞や単行本などを買うとき、いちいち紙の寸法まで気にすることはないと思いますが、よく見ると一定のルールにしたがって作られていることが分かります。本を棚などに並べてみるとよく分かりますが、種類別にそろえるとけっこう形よく整理できます。それはJISの「紙加工仕上寸法」にもとづいて各種製品が規格化されているからです。つぎに、一般的な具体例をあげてみます。

新聞用紙(813mm×546mm)

この寸法は新聞4ページ分になります。

半分にしたときの1面が1ページ分です。この判を別名ブランケット版といいます。

夕刊紙などは新聞1ページの半分の大きさです。この大きさをタブロイド版といいます。

B5判(182mm×257mm)

公式の書式をはじめ、本や雑誌などにたくさん使われています。紙はB4でも二つ折りにしてB5として使う方法もあります。

★週刊誌 B4を二つ折りにした大きさ。

★ノート 通称大学ノート。正確には寸法が少し違いますが。

★履歴書 B4を二つ折りにしたもの。

B6判(128mm×182mm)四六判(127mm×188mm)

上製本や並製本の本に多く用いられています。B6判と四六判の違いは、背の高さにあります。上製本は表紙と本文に段差がありますが、規格は本文の寸法です。

B7判(91mm×128mm)

おもに手帳や伝票類。普通の手帳のサイズは84mm×148mmでA判40面取り。

(注:伝票類も近年はA判系列が増えています)

A4判(210mm×297mm)

A列は、国際的に共通する寸法であるところから、A4の見直しも進んでいます。すでに、書類などに多く使われているところから、付随してコピー用紙の使用も増加しています。とくに各種の資料でよくみかけます。

使用例では、電話帳・新聞の縮刷版・図鑑・絵本・画集・楽譜など。

A5判(148mm×210mm)

使用例では、月刊雑誌・書籍・教科書・ノート・まんがなど。

A6判(105mm×148mm)

文庫本はこのサイズです。A判から64ページ分取れます。ほかに手帳など。

AB判(210mm×257mm)

JISによる標準寸法ではありませんが、仕上がりの良さもあり用途が広がっています。

原紙寸法は880mm×1085mmで、それぞれA判、B判の長辺が採用されています。カットしたAB判の寸法は、A4判とB4判にあてはめてみると、それぞれの短辺(A5、B5ではそれぞれの長辺)の寸法が使われています。AB判の仕上り寸法は原紙寸法を16截したものです。

主な用途には、写真グラフ誌など。ただし、各社とも寸法に若干の工夫あり。

新書判(だいたいの寸法―左右103~107mm×天地170~180mm)

この寸法は一定していません。製品そのものも各々の出版社(主として大手)が自社の特注品として製紙メーカーに発注するのが主流であり、一般の市販品は限られているからです。

一般サイズの用紙から新書判をとるには、B判40面取りになります。

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