新製品「ユーライトDRY」
印刷会社の皆様へ朗報です!
マットコート紙といえば、印刷後の乾きが悪く、コスレ汚れなどのトラブルが起きがちです。
製品納期が迫っているのに、断裁等の後加工に回すことができず、焦った経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
日本製紙株式会社から発売された「ユーライトDRY」は、インキ乾燥に要する時間が約1/4短縮され、コスレに強いA2マットコート紙です。
そのポイントは、紙の表面に塗工する材料に、従来品よりも細かい粒子と形状の異なる扁平顔料を使用することで、
(1) インキの油成分が紙内部に浸透しやすくなり、乾燥が速くなりました。
(2) 紙の表面に滑らかさを持たせることに成功、インキの耐摩擦性が高くなり、コスレに強い紙になりました。
(3) 通常、インキ乾燥性が向上すると、印刷後の色鮮やかさが欠けてしまいがちになりますが、「ユーライトDRY」は最適な材料の選定と配合割合を見直すことで、インキ乾燥性の向上と印刷再現性の向上、この相反する2つの目標を同時にクリアし、従来品を上回る印刷再現性も実現することができました。
「ユーライト」をベースにしていますが、厳密には違う紙と考えて下さい。
白紙光沢度が、「ユーライト」が22%に対して「ユーライトDRY」は29%です。
当然、触った感じも少し違います。用紙選びの際に、ご参考にしてくださると幸いです。