アルバイト・契約社員体験記
昨年からアルバイト、今年3月から契約社員として働いてくれたHさん。コロナ禍で本業の見通しがつかない中、転職先を探す間の「止まり木」として東芳紙業で働くという選択をしてくれました。8月末で期間満了・退職となるHさんに体験記を書いてもらいました。
コロナ禍で本業が半休業状態だった昨年11月より、週4日アルバイトしました。
年末・期末に向けてカレンダーや手帳の仕分け・発送、年賀状の印刷、決算付帯資料の作成。そのほか、簡単な伝票入力、発注書FAX、電話取次ぎ、日々の新聞より業界関連記事の切り抜き・社内配信、助成金申請書類の作成補助などもしました。
3月からは半年間の契約社員として、ちょうど会社が推進している業務自動化を担当しました。具体的には社内日常業務の流れを確認して問題点・改善点を整理した上で、中小企業振興公社の「ICT等導入前適正化診断」を受けて改善方向性の検討。RPA、AI-OCRの業者・機種選定からRPAのトライアル。そして機種決定後は実際に業務効率化のためのロボットをいくつか作成、公社の「専門家派遣」で指導を受けながら業務効率化のためのAccess活用などです。
東芳紙業では日々、「明日の受発注」に追われて中期的な課題になかなか手がつけられない状況があります。そのため私に業務自動化の特命が下ったということですが……。ロボット作成はエクセル関数やマクロの知識が稚拙な私には慣れるまでちょっと大変でした。
社内はアットホームで、感染予防のために「週に1日は会社に来ない日をつくる」など在宅勤務や有休取得、時差出勤が推奨されています。そして知見が豊富な紙の専門家ぞろいです。ただ年齢構成が高い方に傾き、そのためか今は年齢別階層別研修にはあまり重きが置かれていないようです。得意先はもちろん、仕入先をとても大切にしていて、小さな会社ながら大手の紙商社や製紙メーカーの方が、時には結構な肩書のある方まで来社されるのには驚きました。